100% I LOVE YOU

ジャニーズといろいろ。多趣味なOL。

間違っちゃいない ジャニーズWEST 歌詞 深読み

こんちゃ🐰

今回は最新アルバムWESTV!に収録されている、濵ちゃん、神ちゃん、しげのユニット曲、「間違っちゃいない」を深読みしたいと思います♡♡

 

この曲は、なんと!

重岡大毅作詞作曲

 

なんですよね。

前回の乗り越しもそうですけど、しげちゃんはほんとに世界観がすごいし、言葉のチョイスも独特。

作詞に向いてる、と私は個人的に思ってます!

 

 

 

涙 一粒
星降る夜に
光れない 馴染めない
なぜ同じ様に生きれないの

予定詰まった
カバン捨てて帰ろうかな
眩しい近所の夜空

間違い探しの世界で
赤ペン持つのかい
インクが足らないね

 

間違っちゃいないよな
君と出会ったことも
夢を信じることも
答えに牙むいてさ
何度も何度でも
さよなら上の空
僕は僕で僕なんだ
間違っちゃいない
間違っちゃいないんだ

 

ないものねだり
タラレバを振り払う
朝の占い 横目で順位気にしてさ

理想と現実で結ぶ靴ひも
歩けるかな
教えて近所の青空

ぐるぐる渦巻く世界で
君が花びら
花丸つくれるね

 

間違っちゃいないよな
消えたくなった夜も
逃げたくなった朝も
まぁまぁカッコいいんじゃない
泣きたくて泣けなくて
"お疲れ"と夕日が ほら
君は君で君なんだ
間違ってもいい
間違ってもいいんだ

 

頑張れなくていい
嫌になったっていい
情け無くていい
ダサくていい
怖くなってもいい
どんな自分だっていい

 

どうしようも無いくらい
どうしようの繰り返し
誰が明日を知ってるんだ
誰にも解らないから

 

君と出会ったことも
夢を信じることも
答えに牙むいてさ
間違っちゃいないよな
目が合う近所の空
僕は僕で僕だ
間違っちゃいない
間違っちゃいないんだ
間違っちゃいない
間違っちゃいないんだ

 

まず、歌詞はこんな感じです。

題名だけ聞いて「おちゃらけ曲かな?」と思った自分を殴りたいレベルのいい曲でした…

 

ちょうどこれを聞いた時、すごく切羽詰まってる時期で、いまやってることをこのまま続けるか悩んで葛藤していたので、自然と涙がこぼれました。心がすっと軽くなった。

しげちゃんの歌詞、そして曲調はもちろん、3人の歌声。特に濵ちゃん神ちゃんの癖の少ない聴きやすくてスっと入ってくる歌声が、この曲には必要不可欠だったと思います。

 

では、歌詞を詳しく見ていきます!

涙 一粒
星降る夜に
光れない 馴染めない
なぜ同じ様に生きれないの

これ、しげちゃんが書いてると思うとどうしても泣けちゃうよね。

光れない、馴染めない、なんてそんなこと思ってたのかなぁって。

この曲は

「ツアーの話し合いでヒートアップしちゃって落ち込んだ時に、濵ちゃんが電話をくれて『しげの言ってることは分かるし、間違ってないよ』って言ってくれた。タイトルはそこからきてます。」

「もうデビューできひんのかなと悲観的になったり、このままやってても諦めることになるんちゃうかな、だとしたら今までやってきたことはムダになんのかなと思ったときもあった。だからある意味、等身大の曲です」

と雑誌にもあるように、基本的に実話から作られたものです。

ここからは完全に深読みだけど、やっぱりキンプリがデビューして一気に知名度を上げて全国区の番組にバンバン出てる中で自分たちの立ち位置に悩むことはあったんだと思う。

大丈夫だよ。しげちゃんは今のままでもちゃんと光ってるよって思うけど、やっぱり本人達としては思うところはあるんだろうなぁ。

馴染めないのは周りが就職して仕事して家族ができて…と生活してる中でアイドルという特殊な仕事をすることの馴染めない、なのか、

(デビュー前のことを描いてるならこれが一番しっくりくる。)

アイドルというカテゴリの中で王道ではないジャニーズWESTが馴染めないのか、ジャニーズWESTというグループの中でも少しみんなと考え方が違うという馴染めない、なのか。

私の個人的見解では、世間一般に馴染めないということかな?と。

アイドルとして、芸能人として光れない、だからといって世間一般に馴染めてもない。中途半端な位置にいる自分を表しているのかな。

光ることと馴染むことは対比だと思う。

わかりやすく言えば、

光る→アイドルとして大成する

馴染む→アイドルをやめて普通に生きる

なわけで、両極端なところにある。

光れない→アイドルとしてパッとしない

馴染めない→アイドルである以上、普通の仕事ではない

とにかく、しげちゃん自身もメンバーみんなかもしれないけど、自分達が絶妙な立ち位置にいることを気にしてるんだと思う。

特にキンプリがデビューして、SixTONESがJrなのに人気出てきて、相当焦るところはあるだろうなぁと。

メンバーの中には「アイツらに負けずに頑張ろう!」ってタイプと「俺たちは俺たちらしく!」というタイプがいるように私には見えてて、それについての葛藤って本人達の中にもかなりあると思う。

俺たちらしく、って聞こえはいいしその方が気持ちも楽だけど、逃げてるように聞こえなくもないし、難しいところだよね。

デビュー前の状況を歌ってるとしたら、デビューできるのかもわからない状態で、でも周りの友達とは違う特殊なことして、長いトンネルの中でなかなか抜け出せないようなもどかしい感じを表現してるのかなぁと。

 

 

なぜ同じ様に生きれないの、は具体的に何を指すのかはぼやけてて分からないけど、

アイドルという仕事に対する気持ちなのか、ジャニーズWESTの王道アイドルではない個性的なグループ色なのか、グループの中での自分の立ち位置、考え方のことなのか。

考えられることはたくさんあるなぁ、と。

 

予定詰まった
カバン捨てて帰ろうかな
眩しい近所の夜空

これは比喩なんだけど、とにかく全てを投げ出したい気持ちでいる。しかも、近所の夜空が眩しく見える。

私的に

近所の夜空=周りの一般の人達

という解釈で、中途半端な立ち位置で悩んで全ての仕事を投げ出したい、と思っちゃう自分には、普通に生活して仕事して家族と暮らす人達が眩しく見える、

っていうことかな?

 

間違い探しの世界で
赤ペン持つのかい
インクが足らないね

ここがしげちゃんぽいなぁ、と。

難しい…

間違い探しの世界。

多分、自分の人生のいろんな選択を振り返ってみて、「あの時、ああすればよかった」とか「もっとこうしてたら良かったのに」とかっていう後悔を表しているのかなって思いました。

赤ペンって採点に使うもので、丸バツをつけるもの。つまり、今までの過去の選択が〇か×かを考えていく、ということ。

そして、過去の選択を振り返って「これが間違ってたのかな?」と考える。

インクが足らない→過去の選択を振り返って

〇か×かなんて、いくらやっても意味が無いよ。

ってことだろうなって思う。

 

間違っちゃいないよな
君と出会ったことも
夢を信じることも
答えに牙むいてさ
何度も何度でも
さよなら上の空
僕は僕で僕なんだ
間違っちゃいない
間違っちゃいないんだ

しげちゃん視点でいくなら、

君=ジャニーズWESTのメンバー

夢=国民的アイドルになる、その他いろいろ

かなぁ、と。(デビュー前の状況ならデビュー、が夢でもあるのかな?)

答え、というのがデビューの時の事務所が下した4人でデビューという答えなのか、なにかしら決まりかけていたことにしげちゃんが反対したのか、それはわからないけど。

デビューの時のことなら、牙をむくというのも直談判とかしてたから納得いくしわかる気がする。でも、さっきもでてきたようにツアーの話し合いでのことなら、メンバー内でのことをしげちゃんが納得できなくて反抗したのかもしれない。

そして難関。さよなら上の空。

いや、これはわからない(笑)

歌詞の中に何度か空が出てきてて、近所の夜空、近所の青空、近所の空。

上の空=心が浮ついて落ち着かないさま

だから、

不安で落ち着かない自分はもうやめよう、

間違ってなんかないんだから

ってことなのかな?

 

僕は僕で僕なんだ

すごくいい言葉だよね。

間違っちゃいない、間違っちゃいないんだ。と何度も言い聞かせて、ここで1番が終わります。

 

ないものねだり
タラレバを振り払う
朝の占い 横目で順位気にしてさ

ここは比較的わかりやすい。

まぁ、1番の赤ペンのところと似たような感じで過去の選択を振り返ってるところです。

「もし事務所に入ってなかったら」「もしあの時やめてたら」いろんなタラレバがあるんだろうな。

朝の占いを気にすることが何を表すのか正確にはわからないけど、個人的見解としてはそんな些細な当たるか当たらないかも分からないようなことも気にしてしまう自分、そんなものに縋りたくなる自分を表現してるのかな?と。

ちなみに横目というのが、葛藤なのかな。

こんなん信じたって、と思いつつ気になってしまうみたいな。

 

理想と現実で結ぶ靴ひも
歩けるかな
教えて近所の青空

でた!しげちゃん節(笑)

また難しい…

理想と現実で結ぶ靴紐…

恐らく、そのふたつがアンバランスであるということ、とても差があるということを表してると思います。

 

ぐるぐる渦巻く世界で
君が花びら
花丸つくれるね

ここもしげちゃん節ですね。

君は、1番のサビから考えると『メンバー』

メンバーが花びら。

みんなが合わさったら、〇も飛び越えて花丸まで出来ちゃうんです。

今までの歌詞では過去を振り返って×を付けてばかりだったのに、ここで初めて自分の選択に〇をつけるんです。

ここで〇をつけたのは、多分、今までの全ての選択。全部、間違ってなんかない。間違ってないどころか、花丸。

このメンバーと出会えたそれだけで、この渦巻く世界の中で過去のどんな選択も花丸だったと言えるんだ、という。

 

泣ける(´;ω;`)

 

しげちゃんが「どんな選択も間違ってなかった!」ってつけた〇は、花びらであるメンバーによって花丸になるんです。最高。

花丸、つくれちゃうんです。

今まで×ばっかりつけてたのに、メンバーと出会ったことで全部花丸だと思えたんです。

それだけ、しげちゃんがメンバーを大事に思ってることがここから伝わってきます。

いろんな葛藤がありながらも、4人から7人がいいと最初から譲らなかったしげちゃんがそんなこと言っちゃうの反則だよね?(><)

泣くわ…

 

間違っちゃいないよな
消えたくなった夜も
逃げたくなった朝も
まぁまぁカッコいいんじゃない
泣きたくて泣けなくて
"お疲れ"と夕日が ほら
君は君で君なんだ
間違ってもいい
間違ってもいいんだ

私が初めて聞いた時泣いたのは2番のサビです。

1番とはまた違う視点。

1番はその選択は×じゃないよ?ってことだったけど、2番は×でもいいんだよ?ってことになってます。

本人が大人になったのか、それとも第三者からの意見なのか。

私としては2番も本人かなぁと。

1番が、未来が見えなくて過去ばかり振り返ってもがいてる時期の彼だとしたら、2番は少し大人になって、大事なメンバーと出会えたそのことだけでもうなんでもいいや、と思えるようになった彼だと思う。

しげちゃんでも「消えたくなる」ことってあるんだなぁって。

消える、が具体的にどういう事なのかはわからない。でもそんなに選択肢もないよね。

所謂、とぶ、みたいにコソッといなくなること。でもそれって逃げるとあんまり変わらないかな?って思うと…

死にたくなったってことなのかなぁって。

まぁ、そこまで重くなかったにしても、「俺なんかいなくても」と考えたってことだよなぁと。

なんか親近感が湧いたかな。

あんなにたくさんのファンに囲まれて愛されてても、消えたくなる時があるんだなぁって。

逃げたくなる、はそのままかな。

それを認めて「まあまあカッコイイ」にするにはかなり大人にならなきゃだなって。

しかもそこをしげちゃんに電話したという濵ちゃんが歌ってるのが余計に心にくるものがある。濵ちゃんは私が思うにWESTの中では割と大人な考え方なのかなって思ってて。

ユニットのシンメがいなくなっちゃったり、ソロで活動してたり、デビューメンバー外れたり、 1番苦労してるだろうから。

濵ちゃん中には「このメンバーでいられるのを当たり前と思わないようにしよう」っていうのがずっとあって、彼の中では2番の歌詞が強いかなって。

なんか、1番はかみしげの考え方、2番は濵ちゃんの考え方って感じはするかな。

 

間違っちゃいない 間違っちゃいないんだ

間違ってもいい、間違ってもいいんだ

に考え方が少し変わります。少しだけど大きな変化なのは確実だよね。

 

そしてCメロに入ります。

 

頑張れなくていい
嫌になったっていい
情け無くていい
ダサくていい
怖くなってもいい
どんな自分だっていい

たくさん肯定できるようになります。

否定ばかりしていたけれど、考え方を変えて弱い自分も受け止め始める。

ここで私は号泣しちゃいました😭

ここは、いろんな悩んでる人にグサグサくる歌詞だと思います…

肯定の畳み掛け…

そして、大サビ。

どうしようも無いくらい
どうしようの繰り返し
誰が明日を知ってるんだ
誰にも解らないから

誰にも明日なんてわからない、どうしようなんて言ってたってしょうがない!

君と出会ったことも
夢を信じることも
答えに牙むいてさ
間違っちゃいないよな

これまでの選択は間違ってなかった。

 

目が合う近所の空
僕は僕で僕だ
間違っちゃいない
間違っちゃいないんだ

擬人法で空に「目が合う」とか使えちゃうのがしげちゃんのすごいところだなぁとしみじみ思う…。

1番では眩しく見えてたけど、

ここにきて、近所の空(=周りの人達)とちゃんと向き合っている。

ちゃんと周りとも向き合えるようになってる。

ここから、すごく成長したことがわかります。

 

 

結局、この歌詞の、間違っちゃいない、は今までの道のり、数え切れないほどの選択、今やってること、考えてること、全てを肯定するものになっています。

 

最後に伝えたいのはこの曲の長さ。

Twitterとかでも言ってる人いたけど、

4:23なんです。

4と23とか見覚えしかないですよね?

そう、

ジャニーズWESTのデビューが4月23日なんです。

私にはとてもじゃないけど偶然とは思えません。フェードアウトでこの分数は確信犯だと思います。

 

つまり、

 

俺たちのデビューも、間違っちゃいないよね?

いや、

このメンバーと出会えてる時点で、全ての選択を間違いじゃなかったって言えるよ。

 

ってことですよね。

 

え、深すぎませんか?

しげちゃんワールドすぎません?

そして感動しすぎません?

Twitterで1番はデビュー前のしげちゃん、2番は今のしげちゃんだって言ってる人がいて、すごく納得しました!

わかる!めちゃくちゃそれ!!

1.2番どちらもデビュー前のしげちゃんで、2番は7人でのデビューが決まった後、そこからデビュー日までの4.23に向けて曲が進んでいるという解釈もあるみたいです!!

これも素敵だし粋すぎて泣けますねえ…

 

気づいたら6000字超えてて自分が怖くなりました🤦‍♀️

とりあえず、しげちゃんの才能には頭が上がりません。

コンサートでどんな形で披露されるのか気になりますね!!♡♡

 

【追記 2020.5.30】

今回のシングル『証拠』のカップリング曲として間違っちゃいないの7人歌唱バージョンが収録されることが発表されましたね。

このことに関してはかなりいろんな意見があると思います。

個人的にはやはり、作詞作曲したしげが、しげといつも一緒にシンメだった神ちゃん、そしてこの歌詞のもととなった話に出てくる濵ちゃんが歌ってくれたことに結構意味があると思ってて、だからこそ7人で歌うと意味合いが変わってくる感じがしてしまうなあと。。。この二人は歌い方にも癖がなくて聞きやすいので、7人となると7人それぞれの個性や歌い方の癖が出てきて、「ジャニーズWESTの曲」感が強くなってしまう感じがしてしまう。

ただ、それは悪いことではないと思ってるし、少し寂しいけど歌ってくれるのはやっぱりうれしいなってのが素直な意見で。

だからこそ私のような考えをしてしまう人のために『間違っちゃいない。』と題名を変えて、また新しい曲としてくれたんだと思う。

この読点にどれだけの意味が詰まっているのかなんてわからないけれど、新たな曲として提供してくれたこと、しげちゃんの間違っていないことが確信に変わったような印象を受けることから間違いなく前向きな感じだととらえました。

色々な意見があると思いますが、結局私は音源聞いたら泣いちゃうんだろうなあと(笑)